オートガイドとUSBリレーボックス

望遠鏡パワーアップ計画第一弾ではSD-80ALのフォーカスを電動化しました(自作電動フォーカサー)
第二弾の今回は、Webカメラをガイド鏡へ、USBリレーボックスを赤道儀のコントローラへ接続し、パソコンからオートガイドソフトで赤道儀を制御できるようにしようと思います
一応赤緯、赤径の2軸を制御できるリレーボックスを作成しますが、janus所有の赤道儀はGP2ガイドパックという星野撮影用の入門機なので、使用時には赤緯は無視されます

まず赤道儀本体付属のDD-2コントローラへ6極6芯モジュラージャックを取り付け、コントローラの赤緯(RA)+,-、赤径(DEC)+,-の信号を外部から与えられるように改造します

Canon EOS 5D Mark II, EF100mm F2.8 マクロ USM(100mm), ISO50, F5.6, 1/2秒, EV-0.33
出来上がりはこんな感じで(@^^)/~~~

まず、コントローラ外側のねじを外し基板を取り出します

Canon EOS 5D Mark II, EF100mm F2.8 マクロ USM(100mm), ISO50, F5.6, 4/10秒, EV-0.33
基板を裏返しにし、写真の位置の半田部分にそれぞれリード線を取り付けます
各配線の色と赤道儀の軸の対応は
白=RAコモン
緑=RA+
紫=RA-
橙=DECコモン
茶=DEC+
青=DEC-
となっています


Canon EOS 5D Mark II, EF100mm F2.8 マクロ USM(100mm), ISO50, F5.6, 4/10秒, EV-0.33
基板の裏側から表側へリード線を延ばしコントローラ本体の厚みがモジュラージャックを納められる高さの部分で、突起などがなく固定できるスペースがある部分へモジュラージャックを固定します
今回はコントローラのスイッチ付近に固定しました

モジュラージャックとリード線との対応は上の図のようになります

本体ケースへ穴をあけモジュラージャックに合わせて丁寧に削りふたを閉めるとコントローラの改造は完了です

次はUSBリレーボックスです
これはパソコンで動かすオートガイドソフトに対応したUSBデバイスである必要があります
オートガイドソフトにはguidemasterを使うことにします
guidemasterはASCOMという汎用規格に対応しているので都合がよいです
秋月電子通商で手に入るUSBパラレル変換モジュールにFT245RLというものがあり、これとQHY Camera SoftwareにあるFT245 ASCOM Pluginを組み合わせるとASCOM経由でこのUSBデバイスを制御できるようになります
具体的にはguidemasterのRA、DECの信号がRT245RLの指定したDATAポートから出力されます(どのポートへ出力するかはguidemasterの設定で行えます)
これらの出力信号をフォトカプラのON、OFFに利用し、上で改造したコントローラのON、OFFを操作します
フォトカプラは入力した信号を電気的に絶縁された別の回路へ伝えることができる素子です(入力側はLEDなので適当な抵抗が必要です)


Canon EOS 5D Mark II, EF100mm F2.8 マクロ USM(100mm), ISO100, F2.8, 1.6秒, EV1
これら部品を最近おなじみのALTODISの缶をボックスに納めたいので、それに合わせてプリント基板を作成し取り付けます
2つある基板のうち左側のがFT245RL、右側のがフォトカプラの基板です
USBのコネクタの位置とモジュラージャックの位置の関係上別の基板にしました


Canon EOS 5D Mark II, EF100mm F2.8 マクロ USM(100mm), ISO100, F2.8, 2秒, EV1
無理やり押し込みましたw
意外とUSBモジュールが大きかったのと、6極6芯のモジュラージャックをうまく納めるために配置に苦労しました


Canon EOS 5D Mark II, EF100mm F2.8 マクロ USM(100mm), ISO100, F2.8, 1秒, EV1
蓋にLEDを取り付け完成です
パソコンとこのリレーボックスをUSBで接続し、6芯のモジュラーケーブルでコントローラと接続します
同時にWebカメラをパソコンと接続しguidemasterを使ってオートガイドを行います

まだ作成と簡単に動作確認を行っただけのため、後日実際にガイドを行って確認してみたいと思います

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